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個人山行あれこれ
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2009/11/23 大小山、妙義山
この7,8年この山に幾度となく通い、辛いときは癒され、苦しいときは励まされ、楽しいときは分かち合ってきた。数ある山の中でも最も思い出深い山となった。
我が家から車で約20分、標高300m足らずの低山であるが、豊富な登山道を持ち、各ピークからは抜群の眺望を誇る。
この山がここにあったことにとても感謝している。

2009/10/4朝日岳
白毛門を越え、笠ヶ岳まで来るとその先に朝日岳が堂々としている。6年前の7月、朝日岳山頂付近は見事なまでに天空のお花畑が展開していた。今日は天気もいい。行かずにはいられない。
久しぶりの無雪期の高山。巨木が残る樹林帯、始りかけている紅葉の山肌、風に吹かれるガス、冬を予感させる風、念願の朝日岳。どれもが心地よい。
さて朝日岳まで来たからには、往路を戻らず、清水峠を抜け土合に下ることにしよう。長いコースだ。朝日岳山頂でのんびりしていられない。
熊笹の中に立つとんがり帽の清水峠小屋。清々とした湯檜曽川の流れ。とにかく長い清水峠越えの道。昔に思いを馳せ、足には豆をこしらえ、ようやく土合着。
笠ヶ岳笠ヶ岳

2009/5/23 富士山スキー
前夜、富士山麓の国道を走っている時は雨天であったが、須走口5合目駐車場に着くと満天の星空に変わっていた。
無事に辿り着いたことはよかったのだが、急坂のあざみラインをやっと登り切った我が軽自動車は、無理をしたのかエンジンのスイッチを切った直後、冷却水が音を立ててこぼれたのだ。真夜中のことエンジンルームを覗くわけにはいかないし、どうなっているのか心配だが、心配したところでしかたがない。とりあえず寝ることにする。
ところが、後続組の両脇では0時を回ったというのにテント内での話し声やら天体愛好家達の話し声やらでなかなか寝付けない。エンジンはかかったので静かなところに車を移動し、就寝。
翌朝4時45分、スキー板、兼用靴を背負い駐車場脇の沢沿いをルートに登山靴で歩き出す。30分ほどで雪が現れるが、2回途切れた後、ようやく頂上まで繋がり出す。大雪原が広がり富士山頂まではまだまだ遠い。
まるで砂漠の中の太陽光の様でじりじりと焼けるようだ。ただ黙々と登る。須走口からは前後して30人ほどが入山している。雲海もはるか下に見える標高3500m辺りから、時折突風の直撃を受ける。風で舞い上がったザラメ状氷片がチクチクと顔を叩き、襟元から身体の中へと入り込む。岩陰でしばらく様子を見る。岩の上から氷片が滝のように落ち、下に置いたザックがあっという間に白くなる。富士山の風は怖い。方向もわからず突然やって来る。
その間、山頂からのスキーヤーがすぐ横を通過。彼は再度山頂へと登り始める。後続の3人組も登り始める。山頂まではもう少し。どうしようか。突風も怖いが、車のことも気になる。もし修理を依頼するようなことになれば、駐車場まで来てもらうだけでも時間がかかる。今日は余裕を持って早めに下ったほうがいいかもしれない。
決まれば早い。兼用靴に履き替え、滑降に移る。いつも遠くから眺めている富士山。あの美しいラインを滑る。素晴らしい。この富士山の魅力に取り付かれたら、もはや止められそうもない。
雪の末端まで滑り終えると登山靴に履き替え、歩きづらいブルトーザー用道路を約40分下り、駐車場に着く。
早速、車を点検・・とは言ってもよく解るわけがない。素人判断では、ラジエーター内の圧力が上がり、その影響で補充タンク内の冷却水が漏れ出したのか。タンク内は空であったが、幸いなことにラジエーター内の冷却水は残っていた。特に問題はなかったようだ。ザックに残っていた飲料水を補充タンクに入れてやる。
こうなると頂上まで登っていれば・・と悔いが残るが、登高、滑走共に満ち足りた一日であった。
富士山富士山

2009/5/6 鳥海山スキー
湯の台温泉鳥海山荘上の駐車場で車中泊。翌朝、大台野を抜けその先の雪が残る地点まで車で移動し、既に止まっている5,6台の車の後に続き路上駐車。会った人の話では去年はもっと奥まで入れたと言う。
スキーを背負い兼用靴で出発。道路上はしばらく行くと雪が繋がり、シール歩行に切り替える。
スキー跡は道路から草津川と荒木川に挟まれた尾根の中へと続く。うらやましい
ほどに豊富な雪の中、跡を追って快適なブナ林の登高が始まる。林の中をなま暖かい風が吹き抜けていく。この風に巡り会うとスキーシーズンもそろそろ終わる。
ブナ林が終わると広々とした斜面へと変わり、鳥海山がいっそう近づく。これから辿る山頂までのコースをうかがい知ることができる。
はて、滝の小屋は何処だろうと思いながら、気づかずに近くを通過。黙々と山頂へ向かう。
途中でシールから兼用靴登高に換える。取り付けシールは板とシールの間に雪が入り込み横ずれが起きやすいく、雪を取り除くのがやっかいだ。前後して登ったお二人は楽々と頂上までシールで直登している。こんな時は実になさけないのだが、取り付け型は単純で取り扱い易く手放せないでいる。
外輪山の一つ伏拝岳山頂。火口の荒々しい景観は迫力がある。対照的に庄内平野と日本海の海岸線がなんとも言えず優しい。
真向かいの新山側の斜面を数人のスキーヤーが火口原へ向かって滑っている。こうしてスキーを真上から覗くとフォームもラインも美しい。新山への登頂はいつの日かぜひ。
ほぼ同時に登ったお二人は新山へ向かった。お一人は下るようだ。
さて下ろう。いざ準備が終わり、スキー滑走直前の一瞬は何ものにも代え難い。
右に日本海を望みながらスタート。ほぼ往路を戻り、標高差約1500mの鳥海山でのスキーの一日を終える。
車の走行距離970kmに及び鳥海山は遠く遠くても、素晴らしい。
鳥海山鳥海山

2009/4/12 月山スキー
高速道路ETC1000円を利用して、初めての月山。
昨日から月山スキー場がオープンし、スキー場Pまで車の進入は可能だが、朝7時までは夜間閉鎖されている。 体力的にもスキー場リフトを利用すれば有利だろうが、やはり初めての月山は志津から登ってみたい。
志津集落手前の左側の駐車場?に車を止め、車中泊。
広い駐車場に一台だけで、なんとも心細い。
自然博物館までの車道両側の雪壁はゆうに3mはあり、小雪というのがここでは嘘のようだ。
博物館横からシール歩行。沢山のトレースに導かれ石跳川を遡る。しばらく行くと左側には純白一色に染まった湯殿山が雄姿を現す。ここまで来ると石跳川もひろびろとし心地いい。
反対側姥ヶ岳をめがけて右側の尾根へと登る。
姥ヶ岳山頂からは広大な斜面が現れ、その向こうには月山が望める。山頂はリフトを利用した多くのスキーヤーで賑やかだ。
たくさんの人が列を連ね月山頂上を目差している。その一人となって頂上へ。
二ヶ月ぶりのスキー。穏やかな春の光を浴びた広大な斜面に包まれて雪面にシュプールを刻めることはなんと幸せなことか。
牛首からリフト上部駅を目差して大きくトラバース。 広い尾根を横切り、自然博物館方向に快適なブナ林を下る。
月山月山
2009/2/1 黒斑山スキー
途中の軽井沢は雪がなく、浅間山荘付近も雪が少ない。
どの辺りからスキーが使えるのか不安を感じながら、板を担ぎ歩き出す。古い日地出版地図を見ると、浅間山荘北から延びる尾根上を赤石山、槍の鞘へと点線で夏道が延びている。このルートを使って浅間山の外輪山である黒斑山を目差す。
山荘から西へと延びる林道を行く。道が右へ大きくカーブする先からはシール歩行が可能となりひと安堵。
1644地点を過ぎ、一登りで林道終点。尾根は広く、藪も少なく登り易い。主綾線の南側に位置する樹林内のためまだ風の当たりも少ないが、時折風が音と共に雪を舞い上げてゆく。
木立がいったん途切れた三角点杭がある地点は、天気さえ良ければ気持ちのいい場所だ。しばし停滞。更に100mほど登った地点でも停滞。
一瞬、陽が射し穏やかな時がある。そんな時は高峰高原へ向かう車の音がかすかに聞こえる。しかし上部は強風が吹き荒れているようだ。上るか下るか揺れる。強風の高所では雪面の状態も知れる。また来よう。
林道のあるカラマツ林はもう一降りで快適な林間滑走が出来そうだ。
戻ると、車には浅間山荘施設内では無断駐車はいけませんとの貼り紙。謝辞を申し出、登山者用の駐車場があるかうかがったところ、施設を下った場所にあるという。見たところでこぼこの急坂の先。我が軽自動車では下れはするが、チェーンを付けたところで戻れないだろう。

2009/1/4 稲包山スキー
稲包山は国道17号線三国峠の南西4kmほどの位置にある。夏山登山は四万温泉からが一般的のようだが、官行からの道にも小さな道標がある。官行は法師温泉の手前の集落。赤沢スキー場がある。今年は積雪量に不安もあったのだが、着いてみると予想以上の量で各家の屋根には40cmほど積もっている。
スキー場手前の空きスペースに駐車。集落内の道路からシールで出発。林道にはトレースがある。しかし、林道半ばでトレースは終わる。ショートスキーではすねほどのラッセルが始まる。秋小屋沢橋を渡れば正面の尾根に小さな道標があり、導かれるように稲包山へと向きを変える。
2つ目の道標を過ぎたあたりから夏道と別れ尾根へ這い上がる。尾根筋は藪が多いがなんとか・・
この尾根には2つの送電線が横断し大きな鉄塔が立っている。送電線真下の樹木は切り取られ、山肌が不自然なベルト状にむき出しになっている。
1つ目の鉄塔を過ぎると中木帯となり、視界が開け周囲の山々や雲の動きが伺える。今日は天気の変化がめまぐるしい。上空は風が強く、飛ばされてくる小雪が始終舞っている。北部地方は分厚い雲に覆われている様子だが、幸いここは流れる雲の間から陽が射す。視界はとても良好で天気の不安を感じさせない。
2つ目の鉄塔付近からみた稲包山はきれいな円錐を描き、登高意欲をそそられる。
7年ぶりの稲包山。決して高くはないが山頂からの眺望は一級で、ラッセルの疲れを忘れさせてくれる。
久しぶりに履くスキーの感触。やや重い雪のせいか、短い板のせいか、思うように滑ってくれないスキーを少しもどかしく感じながら、ほぼ往路を下る。
稲包山稲包山